2008-10-31 : 00:41 : ueta-fukuda
# デルフトの光

レンブラントと並び17世紀オランダ美術を代表する画家フェルメール(Johannes Vermeer, 1632-75年)がオランダ南部の町デルフト(Delft)に10月31日誕生。数百年を経過した今でも根強い人気を誇る画家の一人。フェルメールは、その生涯の全てを故郷デルフトで過ごしましたが、現在までフェルメールが描いたと判明している作品はわずか30数点。静謐で写実的な迫真性のある画面は、綿密な空間構成と巧みな光と質感の表現に支えられていると評されています。
院長コメント: 折しも上野の東京都美術館で8月からフェルメール展が開催されています。来月、学会で上京する予定なので是非展覧会に出掛けてみたいと考えています。写真はフェルメールが描いた「デルフト眺望」(1660-61年頃)、そして「牛乳を注ぐ女」(1658-60年頃)。
2008-10-30 : 00:56 : ueta-fukuda
# 英国の印象派画家

英国の印象派画家シスレー(Alfred Sisley, 1839-99年)が10月30日パリに誕生。シスレーはパリ生まれで生涯の大半をフランスで過ごしましたが国籍は英国。父親はパリで造花の輸出業をしていた関係で、シスレーは1857年から1861年までロンドンで商売の修業をしますが、1862年には画家を志望してパリに戻り、画塾でモネ/ルノワールらと知り合い、1874年の第1回印象派展に出品。セーヌ河流域を転々として風景を描きました。
院長コメント: シスレーの作品の大部分はパリ周辺の風景を題材にした穏やかな作風のもので、もっとも典型的な印象派の画家ですが、仏印象派の画家と比べると色彩感が微妙に違うのは矢張りお国柄か。
2008-10-29 : 00:07 : ueta-fukuda

奥さん、これが恋人のカタログ---イタリアでは640人、ドイツでは231人、スペインでは1003人、---金髪女には優しさを褒め、栗毛の女には操を讃え、冬は太った女、夏は痩せた女、美女もブスも相手選ばず---モーツァルト(1756-91年)の歌劇“ドン・ジョヴァンニ (Don Giovanni)”が、プラハのエステート劇場で1787年10月29日モーツアルト自身の指揮で初演。ウィーンで評判にならなかった歌劇「フィガロの結婚」は、プラハでは大ヒット。新しい作品を依頼され結果出来上がったのがこの作品。ドン・ジョヴァンニの従者レポレッロが歌うのは「恋人のカタログの歌」。
院長コメント: フルトヴェングラーのザルツブルク音楽祭における映画「ドン・ジョヴァンニ」は既に紹介しましたが、手元にある全曲盤CDはクリップス指揮ウィーン・フィルによる演奏(英デッカ、1955年録音)。写真はイタリアのバス・バリトン歌手ライモンディ(Ruggero Raimondi, 1941年ー)扮するドン・ジョヴァンニ(1979年制作、監督:ジョゼフ・ロージー、演奏:マゼール指揮パリ・オペラ座管)。1983年に東京で楽しんでいます。
2008-10-28 : 00:08 : ueta-fukuda

ドイツの作曲家ロルツィング(Albert Lortzing, 1801-51年)が10月23日ベルリンに誕生。両親は俳優で、ロルツィング自身19歳の時にデュッセルドルフの劇場他で役者デビュー。また、時おりテノールやバリトンのパートを歌っていたとのこと。音楽家としての名声を歌劇「ロシア皇帝と船大工」(1837年)で確立。現在では独喜歌劇の傑作のひとつと評されています。
院長コメント: かつてFM放送朝のクラシック番組のテーマ曲として用いられたのが、この喜歌劇フィナーレのバレエ音楽でした。その浮き立つようなワルツのリズムに乗せて流れる快活で魅惑的な旋律。写真はベルリンに建つロルツィング像とプライ/シュライヤー/ゲッダなどの名歌手が勢揃いしたCDジャケット。指揮はフルトヴェングラーと同年生まれのドイツの作曲家・指揮者のヘーガー(Robert Heger、1886-1978年)、オケは名門ドレスデン国立管で音質良好(英EMI,1965年録音)。
2008-10-27 : 00:31 : ueta-fukuda

ヴァイオリンの鬼神と呼ばれたパガニーニ(Nicolo Paganini, 1782-1840年)が10月27日イタリアに誕生。ラフマニノフ(Sergei Rachmaninov, 1873-1943年)作曲による「パガニーニの主題による変奏曲」という名曲があります。この曲は、1934年スイスのルツェルン湖畔で作曲され米ボルティモアで初演。ラフマニノフ自身のピアノ、ストコフスキー指揮フィラデルフィア管との協演という豪華版でした。
院長コメント: ラフマニノフの作品ではピアノ協奏曲第2番、そしてこの変奏曲を聴くことが多いようです。ギーゼキングの直弟子ウェルナー・ハース(Werner Haas, 1931‐76年 )のピアノとインバル指揮フランクフルト放響による演奏(蘭フィリップス、1974年録音)、それにエドウィン・フィッシャーに師事したハンガリー生まれの名手ヴァシャーリ(Tamas Vasary, 1933年ー)のピアノとアーロノヴィチ指揮ロンドン響による演奏(独グラモフォン、1971年録音)が現在手元にあります。第18変奏の甘美な旋律が秀逸。
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