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# ゴンドラの唄第59章: 女房行進曲
 

ヨハン・シュトラウスⅡ世はオペレッタの「金の時代」を代表する作曲家。そして「銀の時代」とよばれたオペレッタの第二黄金期を代表する作曲家フランツ・レハール(Franz Lehár, 1870-1948年)が4月30日オーストリア=ハンガリー帝国に誕生。1905年「メリー・ウィドウ」で一躍人気作曲家となりました。写真は1907年ロンドンで「メリー・ウィドウ」が大ヒットした時のヒロイン、そして初演されたアン・デア・ウィーン劇場。

副院長コメント: 「メリー・ウィドウ(The Merry Widow, 独:Die lustige Witwe)」はオペレッタ代表曲の一つで、第3幕の二重唱「唇は黙し、ヴァイオリンは囁く」(メリー・ウィドウ・ワルツ)など、その甘美な旋律は陶酔的。また男性七重唱で歌われる「女房行進曲」は一杯飲みながら聴くと一層盛り上がります---女の研究は易しくないよ。俺達男を困らせる。女の心も身体も 誰にもよく判らない。女、女! 優しい娘さん、おとなしいグレッチェン。青い瞳のブロンドだろうが、黒だろうが、赤だろうが、染めてあろうが男は皆 虜(とりこ)にされる---古き良き時代のウィーンがここに甦ります。
 
# 男性痛風とソフトドリンク


砂糖で甘味を加えたソフトドリンク(コーラ、その他の炭酸飲料など)に多く含まれる果糖は血清尿酸値を上昇させることが知られています。加British Columbia大バンクーバー総合病院の研究者らは、これらの飲料が男性の痛風リスクを増大させることを報告。本試験は痛風歴がない男性医療従事者(歯科医、薬剤師など)46,393人を対象とした12年に及ぶプ前向き大規模研究。登録者の91%が白人、年齢は1986年時に40-75歳。12年の追跡期間中に755人が痛風を発症。ソフトドリンク摂取の増加に伴い痛風リスクが増大。ソフトドリンク摂取が月1杯未満群に比べ、週に5-6杯群の相対リスクは1.29、日に1杯群では1.45、日に2杯以上群では1.85。また果糖摂取量を5段階に分け、最少群の痛風相対リスクを1.00とした場合、摂取量が増えるに従って相対リスクは1.29、1.41、1.84、2.02と上昇。また、果糖の摂取を高めるフルーツジュースや果糖が豊富な果物(リンゴ、オレンジ)も、痛風リスクを増大。研究グループは「砂糖で甘味を加えたソフトドリンク、フルーツジュース、果糖が豊富な果物は男性の痛風リスクを著明に増大させたが、ダイエット用のソフトドリンクは増大させなかった」と結論(BMJ. 2008 Feb 9; 336(7639): 309-12)。

副院長コメント: 痛風予防の食事療法はプリン体の摂取制限が常識ですが、低プリン体食は炭水化物を多く含み、果糖が豊富な食べ物が多いため、全体としてはかえって痛風発作のリスクを高める可能性があると注意を喚起しています。私なども毎朝みかんやオレンジの美味しい生ジュースを飲んでいますが、今のところ尿酸値は正常範囲。写真はブーグロー画「妖精たち」(1878年)。

# 日光浴


新生児の2割は丈夫な骨をつくるのに必要なビタミンDが不足しており、母乳だけで育てると、粉ミルクの場合と比べ欠乏状態が長引く可能性があるとの調査結果を、京都大の研究グループが発表。ビタミンDは、日光を受けて皮膚内でも合成されますが、欠乏すると骨が曲がる「くる病」などを発症する恐れがあります。研究者らは「母乳は望ましい栄養だが、ミルクに比べてビタミンDが少なく、不足分を十分に補えない可能性があり、赤ちゃんに短い日光浴をさせるなど配慮が必要」と指摘。研究では、生後5-7日の新生児1,120人を対象に、ビタミンD欠乏の目安である頭蓋骨の軟らかさを調べたところ、22%(246人)が不足気味と判明。日照が少ない時期に妊娠期間を過ごした4/5月生まれの新生児は、30%前後と高値。1カ月後の追跡調査では、ビタミンD添加ミルクや母乳を組み合わせた育児と比べ、母乳だけの方が不足の度合いが高かったとのこと。研究者らは妊娠中女性の短い日光浴とビタミンDが多く含まれた魚の脂などの食事を勧めています。

副院長コメント: こういう報告は初めて聞きましたが、太陽の光のもつ偉大さは地上の生物のみならず、胎児においても重要ということでしょうか。但し今の季節は紫外線に要注意。写真はフランス新古典主義アングルなどの流れを汲む伝統的画風を特徴とするブーグロー(William Adolphe Bouguereau, 1825-1905年)「春のそよ風」(1895年)。

# 現代のハイドン交響曲 “Classical”
 

ロシアの作曲家/ピアニストであるプロコフィエフ(Sergei Prokofiev, 1891–1953年)が4月27日誕生。1918年、交響曲第1番「古典」の初演を果たした直後、プロコフィエフはロシア革命を逃れ米への亡命を決意。シベリア経由で日本へ入り、東京・京都・大阪・奈良を訪問。その後アメリカへ渡り、さらにパリに居を移しました。20年近い海外生活の後、1930年代後半に社会主義ソヴィエトへ帰国。あらゆるジャンルにわたり作曲していますが、自身が優れたピアニストであったことから多くのピアノ作品が残されています。

副院長コメント: 交響曲第1番「古典」は、プロコフィエフがハイドンの技法を駆使して作曲したもので広く親しまれています。古典的簡潔さと現代的センスに溢れたアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン響で時折楽しんでいます(英セラフィム、1977年録音)。

# 信仰に生きる者
 

フランスの19世紀ロマン主義を代表する画家ドラクロワ(Ferdinand Victor Eugène Delacroix, 1798-1863年)が4月26日パリ近郊に誕生。その劇的な画面構成と華麗な色彩表現は、ゴッホをはじめとする多くの画家たちに多大な影響を与えたと言われています。苗字を分解するとde la croixは「信仰(信条)に生きる者」を意味しています。

副院長コメント: ドラクロワの最も知られた作品は1830年の七月革命を題材とした「民衆を導く自由の女神」でしょうか。個人的にはショパンの肖像画が最も印象に残っています。写真は自画像とショパン。

 

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