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# パパ誕生
 

古典派を代表するオーストリアの作曲家で、交響曲の父/弦楽四重奏曲の父と呼ばれているハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809年)が3月31日誕生。ハイドンは30年近くもの間エステルハージ家で働き、数多くの作品を作曲。1781年頃、ハイドンはモーツァルトと親しくなっています。モーツァルトは6つの弦楽四重奏曲(ハイドン・セット)を作曲しハイドンに献呈。1791年、ハイドンのイギリス訪問は大成功を収めましたが、この間にモーツァルトがあの世へ旅立っています。ハイドンはイギリス移住も考えていましたが、最終的にはウィーンに帰り、ウィーンに侵攻したナポレオン軍の砲声を聞きながら77歳の生涯を終えました。

副院長コメント: ハイドンはモーツァルトに比べて近年とみに人気薄で、私自身も真面目に聴く機会がありませんでしたが、ヨゼフ・クリップス指揮ウィーン・フィルハーモニーによる交響曲第94番「驚愕」/第99番には脱帽(英デッカ、1957年録音)。特に第99番は爽快で愉悦感溢れる名曲。ハイドン再発見というところでしょうか。写真はエステルハージ宮。

# スペイン的色彩感


ベラスケスとともに、スペイン最大の画家と評されるゴヤ(Francisco de Goya, 1746-1828年)がスペイン北東部の町に3月30日誕生。ベラスケス同様、宮廷画家として重きをなしました。40歳代にさしかかって、ようやくスペイン最高の画家としての地位を得たゴヤは、1792年に不治の病に侵され聴力を失います。今日ゴヤの代表作として知られる「着衣のマハ」、「裸のマハ」などは何れも、ゴヤが聴力を失って以後の後半生に描かれたもの。

副院長コメント: マハの画はマドリードのプラード美術館で二度ほど観る機会がありました。その他展示されていたゴヤの画では、南国スペインを感じさせる色彩感に溢れた作品が印象に残りました。


# 浮世絵とゴッホ
 

日本人に最も愛されている画家の一人ゴッホ(Vincent van Gogh, 1853-90年)がオランダ南部の町に牧師の子として3月30日に生まれています。主な活躍の場はフランス。印象派を出発点とし、日本の浮世絵の明快な色使い、影のない世界に多大な影響を受けています。ゴッホの色彩は主観的かつ象徴主義的で、画家としての活動は約10年間と短く、傑作とされる作品のほとんどは晩年の約2年半(1888年2月から1890年7月)に制作されています。

副院長コメント: 安田火災ビルの東郷青児美術館にある「ひまわり」は購入された時早速見に出掛けています。またメトロポリタン美術館では「糸杉」や「アルルの女」、「自画像」などの傑作を鑑賞できました。アルル時代の絵が最も印象的ですが、写真は浮世絵の模写をしていた時代のゴッホの画「日本趣味・花咲く梅の木~歌川広重による」、「同・雨の大橋」(何れも1887年)です。

# オルガン的響き
 

ドイツの作曲家・オルガン奏者マックス・レーガー(Max Reger, 1873-1916年)が3月19日誕生。ミュンヘンとライプツィヒの音楽院でオルガンを指導する傍ら、作曲活動にも精力的でしたが43歳の若さで急逝。極度の肥満や暴飲暴食、ニコチン中毒に過労も死因に関わったとされています。レーガーは非常に多産な作曲家であるにもかかわらず、その作品は今日ほとんど無名。最も有名な管弦楽曲は「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」。

副院長コメント: 「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」はレーガーにとって最晩年41歳の作品で、円熟の管弦楽法が聴きもの。主題はモーツァルトのピアノ・ソナタK.331第1楽章の変奏主題。少年時代のレーガーの楽器はオルガンで、それは後年になって管弦楽の中にオルガン的響きとして現われています。ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー(独グラモフォン、1956年録音)、C.デイヴィス指揮バイエルン放送交響楽団(蘭フィリップス、1989年録音)などで楽しんでいます。

# 親方歌手“Die Meistersinger von Nürnberg”
 

名指揮者アンドレ・クリュイタンス(Andre Cluytens,1905-67年)が3月26日ベルギーのアントワープに誕生。クリュイタンスはラヴェルをはじめとするフランス音楽の専門家として高く評価されていますが、1950年代にはクナッパーツブッシュ、カイルベルトと並んでバイロイト音楽祭の三大柱の一人でした。その明晰な響きと揺るぎない構成力。当時、非ドイツ系指揮者がバイロイトというワーグナーの殿堂で成功を収めることは想像だに出来ないことで、そのような時代に異例の好評を博したのがクリュイタンスです。 

副院長コメント: 金髪碧眼のクリュイタンスのワーグナー管弦楽集。30年近く前に買って数回針を落とした記憶があるLPを久々聴き直しましたが、「マイスタージンガー前奏曲」や「タンホイザー序曲」など、うねるような弦と咆哮する金管。実に堂々としていて、晴朗な響きさえ感じさせる見事な演奏。特に「マイスタージンガー前奏曲」は最高位の演奏。早速CDを購入。遅まきながらその実力に唖然とし、クリュイタンスがバイロイトで好評をもって迎えられた理由の片鱗に触れました。最近、バイロイトでの実況録音盤も続々と登場しています。 

 

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