2007-12-31 : 00:48 : ueta-fukuda
# 野獣派誕生

野獣派のリーダ-的存在、アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869-1954年)が12月31日フランスに誕生。マティスはゴッホ やゴーギャンの影響を強く受け、自由な色彩による絵画表現を追及し、大胆な色彩を特徴とする作品を次々と発表しています。2004年に上野の国立西洋美術館ほかで日本で初めての大規模なマティス展が開かれました。
副院長コメント: 2007年のブログ締め括りにふさわしい大物画家です。2004年のマティス展は見逃しましたが、1996年新宿の伊勢丹美術館で開催されたコーン・コレクション展でマティスの作品を数多く見る機会がありました。写真はその時鑑賞した「紫色のローブとアネモネ」(1937年)、「大きく横たわる裸婦」(1935年)。またMOMA(ニューヨーク近代美術館)で一度観た「ダンス」(1909年制作)はお気に入りの絵で、そのポスターが私のリスニング・ルーム正面に今も飾られています。
2007-12-30 : 21:50 : ueta-fukuda
# 波浮(はぶ)の港

“磯の鵜(う)の鳥ャ 日暮れにゃかえる 波浮の港にゃ 夕焼け小焼け 明日の日和は ヤレホンニサ 凪るやら”---12月30日は作曲家・中山晋平(1887-1952年)の55回目追悼の日です。また今年生誕120年を迎えました。長野県下高井郡日野村(現・中野市)出身。多くの作品が現在も抒情歌または日本歌曲として歌い継がれていますが、野口雨情(1882‐1945年)作詞による「波浮の港」は日本の代表的な名曲の一つです。代表作は「シャボン玉」、「てるてる坊主」、「雨降りお月さん」、「証城寺の狸囃子」、「あの町この町」、「背くらべ」、「鞠と殿様」。他に「砂山」、「船頭小唄」等々およそ3000曲。
副院長コメント: 私にとって中山晋平といえば「ゴンドラの唄」と「波浮の港」ですが、「雨降りお月さん」、「背くらべ」も好きな曲でピアノ楽譜が手元にあります。今日では消えつつある、日本人の心に郷愁をさそう名旋律の数々を残しました。また、野口雨情は伊豆大島の波浮の港を一度も訪れることなく作詞したようです。昔、ゴルフ・コンペで出掛けていた伊東の川奈ホテルから、晴れた日には伊豆大島がよく見えました。
2007-12-29 : 21:06 : ueta-fukuda
# ペチカ

“雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 昔 昔よ 燃えろよペチカ” ---12月29日は日本音楽界に多大な業績を残した作曲家・山田耕筰(1886-1965年)42回目の追悼の日です。誕生年はドイツ音楽の巨星フルトヴェングラーと同じです。日本初の管弦楽団をつくるなど日本において西洋音楽の普及に努めました。またNYカーネギー・ホールで自作の管弦楽曲を演奏、ベルリン・フィルハーモニー等を指揮するなど国際的にも活動し、欧米でも名前を知られた最初の日本人音楽家です。東京音楽学校(現・東京藝術大学)声楽科卒。代表作は「からたちの花」(詞:北原白秋)、 「この道」(詞:北原白秋)、 「鐘が鳴ります」(詞:北原白秋) 、「赤とんぼ」(詞:三木露風)、 「ペチカ」(詞:北原白秋)、 「待ちぼうけ」(詞:北原白秋)、 「あわて床屋」(詞:北原白秋) 等々。
副院長コメント: 代表作の題名にもなっている「ペチカ」とはロシア風暖炉のことで、ロシア人の発音を聞いた山田は、歌う時には「ペイチカ」と発音されることを望んだといいます。 日本的詩情に溢れた名曲が揃っていますが、中でも傑作と呼ぶにふさわしい「赤とんぼ」の作詞者・三木露風(1889‐1964年)とは奇しくも命日が同じ。
2007-12-28 : 00:21 : ueta-fukuda

12月28日は、ドビュッシーに次ぐ現代フランス音楽の巨匠ラヴェル(Maurice Ravel, 1875‐1937年)の没後70年にあたります。ラヴェルの管弦楽作品では「ボレロ」が最も有名ですが、「スペイン狂詩曲」、「ラ・ヴァルス」、「道化師の朝の歌」など傑作が多数残されています。特に「ラ・ヴァルス」(1920年作曲)は第1次大戦で破壊された良きウィーンへの悲痛な怒りを込めた哀悼の音楽です。
副院長コメント: ベルギー生まれながら志願兵として第1次大戦下フランス軍に加わる程フランスをこよなく愛したクリュイタンス(Andre Cluytens, 1905‐67年)。彼がパリ音楽院管弦楽団と残した「ラヴェル管弦楽作品集」(英EMI, 1961‐62年録音)は高雅な気品と瀟洒な詩情に溢れ、クリュイタンス最良の遺産と評されています。また1964年同楽団を率いて来日した際のラヴェル名演の数々がモノラル録音ながら残されています(NHK,1964年東京文化会館ライヴ)。
2007-12-27 : 00:02 : ueta-fukuda

戦後フランスの名チェリストの一人、モーリス・ジャンドロン(Maurice Gendron,1920‐90年)が南仏ニースに12月26日誕生。ニース音楽院/パリ音楽院に学んだ後、パブロ・カザルスに師事しています。
副院長コメント: ジャンドロンについては最初に買ったLPが印象的です。中でもポッパーのセレナード、サン=サーンスの白鳥、それからショパンがチェロとピアノのために書いた珍しい作品「序奏と華麗なるポロネーズ 作品3」を好んで聴いていましたが、10年前に購入したCDにはショパンが割愛されていたのが残念でした(蘭フィリップス、1960/1966年録音)。
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