2008-08-16 : 00:45 : ueta-fukuda

妊娠糖尿病(GDM)は巨大児出産や早産・先天異常といった周産期リスクを高めるとされていますが、出産後の母親の糖尿病発症関連についてはわかっていません。加トロント大学研究者らが両者の間には明らかな関連が見られたとする大規模住民研究の結果を報告。1995年から7年間のオンタリオ州におけるすべての出産記録から659,164人の糖尿病の既往がない妊産婦を抽出。そのうちGDMと診断された21,823人(3.3%)について、出産後の経過を2004年まで最大9年の予後を追跡。その結果、GDM患者の割合は1995年の3.2%から2001年には3.6%に増加。また、GDMから糖尿病に進展する割合は出産後9か月で3.7%、15か月時点で4.9%、5.2年で13.1%と増加し続け、9年後には18.9%となりました。
院長コメント: 高齢出産の増加にともない,日本においてもGDMスクリーニングの重要性が指摘されています。周産期だけでなく、出産後も長期にわたり糖尿病発症予防を標的としたなんらかの対策が必要と専門家も指摘。やはり、高齢出産は多岐にわたり問題を惹起するようです。写真は「タンブリンを持つオダリスク」(マチス画)。
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