2008-08-07 : 00:30 : ueta-fukuda
# 立秋

秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる (藤原敏行)---はっきりと見えないけれども、秋が来たと感じずにはいられないという意味ですが、立秋の日から風は吹き増さる、という当時の文学的常識を前提とした古今集の典型的作風。写生的な要素は全くありませんが、一陣の涼風のような爽やかな調べは比類がないと評されています。
院長コメント: 昨日の夕方、部屋の窓を開けていると、涼しい風がさあっと吹き抜け、思わずこの歌を思い出しました。しかし、思い込みというのは恐ろしいもので、40年以上、この歌は藤原定家の作と信じ切っていました。この分では、その他まだまだ思い込みがありそうです。
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