2010-08-30 : 00:23 : ueta-fukuda
# 豊かな死

2010年7月15日、シンガポール共同通信---世界で最も「豊かな死」を迎えられるのは英国。英調査会社が、終末医療の現状などを基準にした40カ国・地域の「死の質ランキング」を発表。日本は高額な医療費と医療に従事する人員の不足がたたり、23位と低い評価。調査したのは、ロンドンが拠点のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット。終末医療や苦痛を和らげる緩和医療について各国の医療関係者に聞き取りを行い、普及状況や質、医療費など複数の観点から評価。トップは英国で、ホスピス普及率の高さに加え、専門家養成の環境が整備されていることなどが評価。2位以下は豪、ニュージーランド。高齢化が著しい日本について、調査に当たったNT氏は、医療システムは高度だが、在宅医療など患者や家族に寄り添うケアが困難と分析。施設の整備度が評価される一方、医療保険の不備が問題視された米国は9位。中国37位、ブラジル38位など新興国は軒並み評価が低迷し、人口増大に医療普及が追いつかないと指摘されたインドは最下位。
院長コメント: 豊かな死の判定としての「死の質」という概念ですが、「豊かな人生」の裏返しとしての「豊かな死」でなければ全く意味なし。写真はムンク画。
2010-08-25 : 00:13 : ueta-fukuda
# 25年連続世界一

2009年の日本人平均寿命は女性が86.44歳、男性が79.59歳で、何れも4年続けて過去最高を更新。女性は2008年より0.39歳延び、25年連続世界一。男性も0.30歳延びましたが、2008年の4位から5位に順位が後退。4位より下になったのは1973年以来36年ぶり。男女差は6.85歳で、昨年より0.09歳広がりました。厚労省は、癌、心疾患、脳卒中という日本人の三大死因と肺炎の治療成績が向上したことが主な要因と分析。男性が下がった理由は、他の国も寿命が延びた相対的結果と説明。女性の2位は香港の86.1歳、3位はフランスの84.5歳。男性は1位がカタールの81.0歳、2位が香港の79.8歳で、3位はアイスランドとスイスが79.7歳。さらに、2009年に生まれた赤ちゃんが75歳まで生きる割合は、男性71.9%、女性86.5%、95歳まで生きるのは男性8.2%、女性23.7%と試算。2009年のゼロ歳児が将来、三大死因で死亡する確率は男性54.65%、女性51.84%。このうち癌の比率が男女とも最も高率。三大死因が克服されれば、男性の寿命は8.04歳、女性は6.99歳延びると推定。
院長コメント: 平均寿命の伸びを素直に喜んでばかりはいられません。血管年齢、筋年齢、骨年齢、神経年齢、ホルモン年齢などを如何に維持できるか。脳が働く、足が動く。せめて、この2点だけでも維持したいもの。そうでなければ長寿の意味なし。写真は岡田三郎助画。
2010-08-16 : 00:05 : ueta-fukuda
# 女性と老眼

チバビジョン(CIBAVision)が、40‐54歳の女性600人に実施した「エイジングケアに関する意識調査」の結果を発表。同調査は、一般的に身体の変化(エイジングサイン)が現れやすい中年女性のエイジングケアに対する意識を広く理解するために実施。調査結果から殆どの人が何時までも若々しくありたいと願っていて、エイジング対策をしている人には意識の差があることが判明。また、様々な老化現象がある中で最もショックな症状は、「老眼」ということも判明。調査方法は、インターネットによるアンケート方式、対象は東京・愛知・大阪在住の40‐54歳の女性660名(CL使用、CL非使用 各300名、 遠近両用CL使用60名)。最もショッキングな老化現象を聞いたところ、「老眼が現れた時」と答えた女性が最も多く(36%)、「肌のしみ、しわ」と、「白髪」を抜いてトップ。また、全体の約9割(88%)は老眼になるのは仕方のないことだと老眼を受け入れる気持ちをもつ半面、「老眼鏡をできれば使用したくない」と答えた女性が54%。その傾向は、エイジングケア意識の高い女性とCL使用ほど強く出現。また、エイジングケア意識が高い人は「老眼」であることを周囲に気付かれたくないという意識が強く、遠近両用CLの使用傾向も高い結果。 (注)コンタクトレンズ(CL)
院長コメント: 老化徴候のことをエイジングサインと表現するようです。誰か、もう少し頭のエイジングケアについて研究啓蒙すれば、昔の美人・不美人に関係なく、表情も生き生きとして美しくなると思いましたが、人間60歳過ぎると今までのツケがどっと押し寄せますので既に手遅れ状態。何事も日々の鍛錬と心掛け、そして感謝の念に尽きるようです。
2010-06-24 : 00:31 : ueta-fukuda
# アンタッチャブル

”禁酒法現代版”と話題を呼んだ2010年5月14日の世界保健機関(WHO)ジュネーブ総会からの報告---酒の広告や販売などの規制強化を加盟国に促す声明を採択する見通し。声明は「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」との名称で採択される見込み。飲酒運転の厳罰化のほか、新聞・TVなどの広告や野球場など公共施設での販売、極端な安売りなどに対する規制の強化が柱。規制強化の動きが出てきたのは、約190の加盟国で健康志向が強まっていることが大きな要因。新興国などの生活水準の向上で、未成年者の飲酒などが社会問題化する国や地域が増えているという事情も加担。一方、欧米などの酒類メーカーは、需要拡大が期待できる国での規制強化に反発、新興国や発展途上国の規制当局と酒類メーカーが対立するケースも顕在化。
院長コメント: 私に言わせれば現代は病的ともいえる健康志向、健康という病理に陥っている状態。酒が好きなら翌日の仕事に差し支えない程度に飲むのが本筋。人生に目的というものがもしあるとすれば、それを成就するために健康は必要条件ですが、決して人生の生き甲斐とか目的でないことは確か。1959年から63年にかけて制作されたTV映画「アンタッチャブル」シリーズは我が国でも大ヒット。Eliot Nessに扮したRobert Stack (1919‐2003年)の冷徹ともいえるクールな魅力が人気の要因、1987年に映画化。
2010-06-20 : 00:13 : ueta-fukuda

世界保健機関(WHO)は、2010年版「世界保健統計」を発表。それによると、日本人の平均寿命は83歳で、欧州のサンマリノと並んでWHO加盟193か国中1位。日本は、女性が86歳で、フランス、アンドラ、モナコの85歳を抑え、単独1位。一方、男性は79歳で、81歳のサンマリノ、80歳のアイスランド、スイスに次ぐ4位。平均寿命が最も短かったのは、アフガニスタンとジンバブエの42歳。2009年に41歳で世界一短命だったシエラレオネは、2010年は49歳で平均寿命が延長。2010年版統計は、2008年時点の調査に基づいています。
院長コメント: 2年前の統計結果ですが、相変わらず日本女性は長生きです。只、現在平均寿命に貢献している世代は、車社会とは無縁で粗食に耐えた戦前派ということが重要。写真は佐賀市出身の岡田三郎助(1869-1939年)画。
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