2010-08-31 : 00:55 : ueta-fukuda

アッセルマン(Alphonse Hasselmans, 1845-1912年)はベルギー出身のフランスのハープ奏者・作曲家。ハープ独奏曲を数十曲手懸けましたが、なかでも演奏会用練習曲「泉 La Source 」作品44が有名。パリ音楽院ハープ科教授を1884年から没年まで務め、20世紀の数々の重要なハープ奏者を育成。リリー・ラスキーヌも門人の一人。尚、娘マルグリット(Marguerite Hasselmans、1876–1947年)はコンサート・ピアニストになり、長年フォーレ(Gabriel Fauré、1845‐1924年)の愛人。
院長コメント: 露系フランスの女流ハープ奏者として知られたラスキーヌ(Lily Laskine, 1893-1988年)が8月31日パリに誕生。1904年にパリ音楽院入学、アッセルマンの直弟子で16歳でパリ・オペラ座管にハープ奏者として入団。1950年、ハープ奏者として仏ERATOと契約。友人J.P.ランパルと共にパイヤール室内管と共演したモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」の録音は、今日においてもこの曲の最高位の名盤として知られます(仏ERATO、1963年録音)。
2010-08-29 : 00:05 : ueta-fukuda

43歳という若さで夭逝したハンガリー生まれの名指揮者ケルテス(Istvan Kertesz, 1929-73年)が8月28日誕生。モーツァルト指揮者として高い評価があったケルテス、その功績の大部分は英デッカに録音されていますが、活動の初期には英EMI、独オイロディスクにも少数ながら録音が遺されています。
院長コメント: 数年前、ケルテスがオイロディスクに遺したCDがリリース。モーツァルトの協奏交響曲K.364は、ケルテスが1973年首席指揮者就任が予定されていたバンベルク響との録音。独奏陣はシェリングの薫陶を受けたドイツの名女流ヴァイオリニスト/スザンネ・ラウテンバッハー(Susanne Lautenbacher, 1932年ー)とヴィオラの名手コッホ(Ulrich Koch, 1921‐96年)、この曲の素晴らしさを再認識させられる隠れた名盤(独Eurodisc、1960年代前半ステレオ録音)。
2010-08-26 : 00:02 : ueta-fukuda

戦後ドイツを代表する名指揮者の一人サヴァリッシュ(Wolfgang Sawarisch, 1923年ー)が8月26日ミュンヘンに誕生。サヴァリッシュは若手の時代からめきめきと頭角を現し、帝王カラヤンを脅かす逸材として注目を浴びましたが中途失速。日本でもお馴染みの指揮者の一人で、1960年から70年までウィーン響(Vienna Symphony Orchestra=VSO)の首席指揮者、1971年から92年までバイエルン国立歌劇場音楽監督として活躍。
院長コメント: サヴァリッシュがカラヤンの後任として首席指揮者を務めたVSO時代、幾つかのステレオ録音が遺されていますが、その多くは殆ど廃盤。学生時代に初めて聴いたシューベルトの交響曲第9番「グレイト」やメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」など、サヴァリッシュ指揮VSOの懐かしい響きを想い出して、昨年末ブラームス交響曲全集を購入(蘭フィリップス、1959‐63年録音)。尚、VSOは墺ウィーン・コンツェルトハウスを本拠地とするオケで1900年の創立。カラヤンやベーム指揮による不滅の名盤も幾つか知られるところ。
2010-08-24 : 00:11 : ueta-fukuda
ドイツのフルート奏者で、ベルリン・フィル(BPO)首席フルート奏者を務めたカールハインツ・ツェラー(Karlheinz Zöller, 1928-2005年)が8月24日誕生。フランクフルト音大に学び、1945年フランクフルト歌劇場管の奏者。その後、クルト・レーデル(Kurt Redel, 1918年ー)に師事。フルトヴェングラー時代BPOのオーレル・ニコレ(Aurele Nicolet, 1926年ー)の後任として、1960年から69年、1975年から93年までBPO首席フルート奏者。中断期間の首席奏者はアイルランド生まれ英国の名手ジェームズ・ゴールウェイ(James Galway, 1939年ー)。
院長コメント: スペインの国際的ハープ奏者サバレタ(Nicanor Zabaleta, 1907‐93年)と組んだモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲 K.299」のアルバムを少し前に購入。バックはメルツェンドルファー指揮BPO。定番ともいえるフランスのランパル&ラスキーヌ盤のようなギャラントな雰囲気はないものの、純音楽的ともいえるフルートとハープ、そしてBPOのドイツ的響きが嬉しい一枚(DG、1962年録音)。
2010-08-20 : 00:20 : ueta-fukuda

「クライスレリアーナ」、「子供の情景」と並ぶシューマンの代表的なピアノ曲集「謝肉祭」(Carnaval)は、シューマンの初期の傑作で、その才能が初めて世に認められた作品。各々の曲のタイトルは仏語。これは、曲のもつ文学的で詩的な要素を表現するには仏語のほうが適していたからと言われています。多彩な21の小曲から構成、特に第14曲目「感謝」(Reconnaissance)はチャーミング。ケンプ(Wilhelm Kempff, 1895‐1991年)による名盤があります(独グラモフォン、1971年録音)。
院長コメント: カーニバルといえばブラジル/リオ。マルセル・カミュ(Marcel Camus、1912-82年) 監督の仏・ブラジル・伊合作映画「黒いオルフェ」(Orfeu Negro)は1959年公開。第12回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、アカデミー賞では外国語映画賞を受賞。ギリシア神話の物語の舞台を、カーニバルで盛り上がるリオ・デ・ジャネイロに設定。カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Jobim、1927‐94年)が手がけたサウンドトラックでは、ルイス・ボンファ(Luiz Bonfá、1922‐2001年)によるボサノヴァの古典的名曲の数々が聞かれます。
TOP PAGE △









