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# 名曲名盤22: フィンガルの洞窟 "The Hebrides "
  

メンデルスゾーンの演奏会用序曲「フィンガルの洞窟(Fingal's Cave)」は、メンデルスゾーンが1830年に作曲した演奏会用序曲で、原題は「ヘブリディーズ諸島(The Hebrides)」(独:Die Hebriden )。20歳になったメンデルスゾーンは、初めてイングランドからスコットランドを旅行。その地で交響曲「スコットランド」を着想。スコットランド旅行中、嵐の夜のヘブリディーズ諸島を訪ねてスタファ島に辿り着き、フィンガルの洞窟でメンデルスゾーンは霊感を受けこの作品が誕生。ワーグナーもこの作品について「音による一流の風景画家」とメンデルスゾーンを絶賛。

院長コメント: 「フィンガルの洞窟」といえば、比較的音質良好なステレオ盤のカラヤン指揮ベルリン・フィル(BPO)(英EMI, 1960年録音)とペーター・マーク指揮ロンドン響(英DECCA, 1959年録音)の演奏で親しんできました。最近、壮年期のフルトヴェングラー指揮BPOによる演奏をよく聴いていますが、波が砕け散るような圧倒的スケール感が秀逸(独Polydor, 1930年録音)。
# 名曲名盤21: カラヤン/イタリア交響曲


交響曲第4番「イタリア」は、メンデルスゾーンが1831年から1833年にかけて作曲した交響曲。メンデルスゾーンの交響曲は全部で18曲あり、はじめの「弦楽のための交響曲」13曲は弦楽合奏用の習作的なもの。その後の5曲が番号付き交響曲として数えられます。「第4番」は出版順であり、「イタリア」は5曲のなかでは第1番、第5番「宗教改革」に次いで実質3番目に完成。「イタリア」の後の作曲順は、第2番「賛歌」、第3番「スコットランド」。

院長コメント: イタリア旅行中に書き始められたこの曲は、躍動的なリズム、叙情と熱狂、長調と短調の交錯による明暗の表出が特徴的で、メンデルスゾーンの交響曲のなかでも最も親しまれている作品。帝王カラヤン(Herbert von Karajan, 1908-89年)指揮ベルリン・フィルによるイタリア交響曲は、瑞々しくも生気に満ち、色彩豊かなビューティフル・カラヤン・サウンドの頂点を極めた一枚(DG, 1971年録音)。
# 名曲名盤20: シンフォニア "Symphonies for Strings"


“弦楽のための交響曲”、または“弦楽のためのシンフォニア”(原題"Sinfonia")は、メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した、交響曲の習作とされる作品群の総称で全13曲。これらの作品は、メンデルスゾーン家で毎週開催されていた日曜音楽会において演奏するために作曲。

院長コメント: メンデルスゾーンの交響曲といえば「イタリア」、「スコットランド」、「宗教改革」などの5曲が一般的に知られていますが、“弦楽のための交響曲”は、バッハの影響を受けながら、多彩な旋律、高度な対位法と和声を用いた初期の優れた習作群。往年の人気合奏団、イタリアのイ・ムジチ合奏団(I MUSICI)による佳演が残されており、弦楽のための交響曲第10番、第11番、第12番を収録(蘭PHILIPS, 1970年録音)。
# 名曲名盤19: メンデルスゾーンの二重協奏曲 "Double Concerto for Violin & Piano"


独ロマン派の作曲家で指揮者のメンデルスゾーン(Felix Mendelssohn , 1809-47年)が2月3日独ハンブルクに誕生。

院長コメント: メンデルスゾーン14歳時の作品「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲」(Konzert für Violine, Klavier und Streicher)MWV. O4は、ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲。1960年に初出版。メンデルスゾーンが作曲した唯一、2種類の独奏楽器を伴う協奏曲で、1823年の5月6日に完成。メンデルスゾーンの自宅でのサロン・コンサートで演奏するために作曲された作品で、友人のヴァイオリン奏者と、メンデルスゾーン自身または姉のファニー(Fanny Mendelssohn-Hensel, 1805-47年)のピアノ独奏を想定して書かれた作品といわれています。イタリアの名手フランコ・グッリ(Franco Gulli、1926–2001年)のヴァイオリン独奏とミラノ・アンジェリクム室内合奏団(Angelicum de Milan)によるアルバムが手元にありますが、天才少年の片鱗を充分に感じさせる作品(Venus, 録音年代不詳)。
# 冬の星座


木枯らしとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光よ ものみないこえる しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる

院長コメント: 「冬の星座」は、堀内敬三(1897-1983年)作詞の日本の唱歌。1947年(昭和22年)発行の国定教科書「中等音楽」に掲載。2007年(平成19年)に日本の歌百選の1曲に選出。旋律には、1871年にヘイス(William S. Hays, 1837-1907年)により作詞・作曲された米国のポピュラー・ソング「愛しのモーリー」(Mollie Darling)が用いられています。

 

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